2016-17山スキー(バックカントリー)シーズン 振り返り
- はじめに
新潟に引っ越してきてあっという間に2年が過ぎた。ずっと忙しさにかまけてブログの更新をさぼってきた。仕事に追われて時間がなかったというよりも、仕事も遊びもカツカツに詰め込みすぎるようになったのが主な原因。この間、趣味の中心はサイクリングから登山・山スキー(バックカントリー)にシフトした。
本記事は後々の山スキーシーズンで計画を立てる際の参考のため、2016-17シーズンにバックカントリーでどこに行った(行けた)かを記録しておくことが主な目的である。個別の記事についてはいつの日か作成されるかもしれない笑
- 日付と行き先
20161126-27: 立山 室道周辺(バックカントリーデビュー戦)
20170122:巻機山 井戸壁少し上まで
20170129:守門大岳
20170205:博士山 奈良布から
20170304:放山 笹倉温泉から
20170312:二王子岳 夏道ルート 油こぼし手前まで
20170318:佐渡山
20170319:乙妻山北東斜面
20170401:二王子岳 夏道ルートで山頂まで
20170415-16:越後駒ヶ岳 石抱橋から 途中テント泊
20170429:景鶴山 下山後山の鼻でテント泊
20170430:至仏山 ワル沢
20170507:鳥海山 大平コース
20170520:鳥海山 大平コース
20170521:鳥海山 祓川コース
20170527-28:飯豊 石転び沢 梅花皮小屋宿泊
- まとめ
2016-17シーズンは山スキー初シーズンにもかかわらず、多くのルートにいくことができた。これも新潟の地元山岳会に入会し、山スキーの師に出会ったおかげであり、機会に恵まれたシーズンだったと改めて思う。
2016/03/27 【サイクリング】 阿賀野川―小阿賀野川―信濃川 新潟市周辺トライアングルサイクリング
- はじめに
相変わらず、遅筆ですでに2か月ほど過ぎてしまった内容だが、新潟市近郊をサイクリングした時の話。前回(3/21)に引き続き、週末はすこぶる良い天気だったため、今回も買ったばかりのQixを引き連れてサイクリングへ出かけた。前回は20キロも満たない距離だったが、今回は60キロほど走り、DAHON QIXの走破性や、長距離走行の可能性についても試すのも狙いの一つ。
- 今日のコース
前回に引き続き、川と海に囲まれたコースを選んでみた。
今回は、信濃川、阿賀野川、小阿賀野川の3本の河川に囲まれた「亀田郷」と呼ばれる地域をぐるっと囲むルートだ。アップダウンなしで、ほぼフラットなルートで、越後平野の平坦さを実感できるコースだ。手元のツーリングマップルでは、阿賀野川沿いのルートは「蒲原自転車道」となっているほか、小阿賀野川沿いには2013年に小阿賀野川サイクリングロードが整備されており、交通量少なく、のんびりとサイクリングを楽しめることを期待した。
道中では「北方文化博物館」という、この地域の豪農の館を利用した郷土博物館に立ち寄り、新潟に関する理解を深めることとする。 - 時系列
13:00 出発が遅くなったので、まずは腹ごなしとして沼垂テラス商店街 DILLにてランチを食べ、出発
13:05 国道113号に沿って進む
阿賀野川沿いに出るまでは、交通量が多いのを我慢して走る。
13:25 松浜橋に到着
奥には、雪をかぶった飯豊の山々が見えている。 雪国の春を実感。
テンションが上がり、何枚も雪山の写真を撮った
橋を渡って振り返る。 製紙工場の煙突や、駅前の高層マンションが見えていた。 奥にうっすらと、角田山やや弥彦山も見えていた。
ここからは、阿賀野川の右岸沿いの道を進む。地図上では「蒲原自転車道」となっているが、自転車専用ではなかった。
とはいうものの基本的に車どおりは少なく、自転車で走るには気持ちの良い道だ。
13:40 泰平橋着 阿賀野川にはいくつも立派なトラス橋が架橋されている。
このあたり、のどかな田園風景と、背景にそびえる雪山の景色が抜群であり、何度も足を止めて写真を撮りまくってしまった。
こういった、何もない風景に自転車を収める際、スタンドがあるほうがいいということを実感した。笑
(記事を書いている時点ではすでに田植え済みだが)水田の準備中のトラクターと以前白い飯豊の山々の組み合わせが何とも言えない。
羽越本線の橋梁の下をくぐり、
14:30 阿賀浦橋を渡り、阿賀野川左岸側へ
橋を渡った交差点を右折し、北方文化博物館を目指す。
-
先ほどまでとは異なり、川を挟んで奥に山の景色が見える。(一方で阿賀野川左岸の県道は交通量がかなり多いため、自転車で走るには阿賀野川右岸がおススメ)
さて、北方文化博物館へ。途中、博物館の手前で、油田に関連する施設があった。このあたりの地下では、石油が汲み上げられている。
14:50 北方文化博物館に到着 中に入ってみる。外観は立派なお屋敷といったところ。寺社の雰囲気とは異なる。
中へ入る。
立派な畳の間が広がっていた。
古時計や、
台所の風景。
2Fには、昔の出納帳が。大地主であったことが窺える。
そのほか縄文時代や、弥生時代のものと思われる、発掘土器類なども展示されていた。そして、1階には立派な大広間。左手には立派な庭の景色が見渡せた。
外の庭に立派な桜の木が。もう少しすれば立派な桜のを咲かせるだろう。
そのほか、合わせて江戸時代や、明治時代の農家の家が移築されており、当時の農民の生活を窺い知ることができた。
15:55 1時間余り、思いのほか博物館を楽しんだのち、小阿賀野川サイクリングロードを目指す。
万願寺の交差点近くにある水門が、小阿賀野川の目印。その傍らから、サイクリングロードが整備されている。
なぜだかわからないが、亀田駅からの距離表示が。
形式自体は先週走った新潟島外周のサイクリングロードと同じ。
小阿賀野川沿いの堤防上にコースが設けられている。
基本的には、自転車専用ではあるが、ところどころ、写真のように、車も通る一般道となる個所がある。さらに、交差道路とは平面交差のため、左右の安全確認のため停止しなければならない。
相変わらず雪山が背景にはみえている。
途中、トイレなどの設備が整備されている。
渡し船?
途中一か所だけ、信越本線をアンダーパスする個所では、階段が現れるため、下車せざるを得なかった。
徐々に日も傾いてきて、雪山の色も赤くなり始めてきた。
県道1号の橋が見えてきたら、いろいろ信濃川と合流だ。
16:35 本日最後の川沿い、信濃側へと出た。
再び大きな川沿いを進む。対岸の奥に弥彦山や角田山が見えている。
信濃川沿いはところどころ、車が入ってこれなくなっているが。
基本的には自動車と並走する区間となる。(交通量はそこそこ多かった。)
最後の、自転車専用区間を進むと、先週も見た、信濃川と関屋分水の分岐点が見えてきた。ここまでくればもう少しで今日のルートも終了。
17:05 最後はやすらぎ堤の反対側を進むが、自転車で走るのは正直おすすめできない。(先週走った左岸側は、アスファルトで整備されていたが、右岸側は写真の様な芝生の区間がある)
17:25 ぶつくさ言いながら走っているうちに、萬代橋が見えてきた。
3つの河川の内側を通るサイクリングもこれにて終了。
- 感想
今回は、越後平野の平らさをみっちりと感じることができるコースだった。特に、関西の盆地出身からすると、広大な田園風景と、背後にそびえる雪山の風景が新鮮で、思わず何枚も写真を撮ってしまった。
北方文化博物館では、少しばかり、豪農の生活や、農民の生活を知ることができた。庭園も見事で、地元京都の寺社に匹敵するものであった。(京都から庭師を呼び寄せて作ったらしいので当然かもしれないが。)
サイクリングロード自体の整備状況は、一部車道と共有していたりするので、まだ中途半端感が否めなかったものの、基本的には車通りも少なく、快適に自転車に乗れるコースだった。
ただ終始風が強く、アップライトなポジションで走るQixではいささか空気抵抗が大きく、思いのほか疲労感を感じるサイクリングとなった。平地を走る場合は、前傾姿勢をとるロードの方が楽に走れると思う。やはり、Qixの使い方としては、街中のポタリングや、むしろのぼり坂などのほうが適しているのかもしれないと感じた。
以上
2016/03/21 【サイクリング】 新潟島一周 -DAHON Qix の試走をかねて-
- はじめに
3月中旬に仕事の関係で、新潟へと引っ越した。その関係でドタバタしているうちにブログの更新がすっかりおざなりに・・・・
あっという間に一か月経ってしまい、すでにひと月ほど前の内容となってしまったが、新潟島を自転車で一周したときの内容を記録として残す。
まだ、引っ越しの片づけが終わってはいなかったものの、3月の3連休最終日は、幸い午後から晴天になったので、気軽に出かけられる新潟島サイクリングへと出かけた。 - 今回のルート
(Google Mapより)
その信濃川の洪水対策として、1974年に関屋分水が作られ、かつて信濃川左岸域だったところが切り取られて「島」のように取り残されてしまった。
この地域を通称”新潟島”と呼ぶらしい。
(上の地図で、ナイフの先のような形に切り取られた地域)新潟市中央区の半分を占め、かつて信濃川河口左岸に形成された新潟の街の中心であり、今でも町の中心街の一つである「古町」が位置している。
この、新潟島を一周する形で「新潟島自転車道」が整備されている。
一周15kmほどで、サイクリングだけでなく、ランニングやウォーキングなどをする、新潟市民でにぎわっているようだ。
今回は、車社会新潟へと引っ越したことを契機に購入した、折り畳み自転車DAHON(ダホン) QIX (クイックス)の試走も兼ね、新潟島をサイクリングした。(自転車自体のレビューは後日投稿する予定)
- 時系列
13:55 自宅から5分ほど走って、新潟のランドマーク、萬代橋の袂に到着
目の前に流れる信濃川を渡ると、新潟島だ。
橋を渡って、新潟島一周スタート
写真のように、万代島からの距離が、1キロおきに表示されているので、目安に使える。
14:03 ほどなくして、みなとぴあ 到着
この辺りは、かつての銀行など、レトロな建物がちらほらと。
現在は新潟市歴史博物館となっている。こっちは旧第四銀行住吉町支店
の喚起立坑に展望台などを併設した施設であり、対岸の山の下みなとタワーと対峙している。せっかくなので中に入ってみた。
みなとぴあまでは、きっかり信濃川沿いに自転車道が整備されている。
こちらは反対方向をぱしゃり。
製紙工場の煙突の奥には、新潟らしく、雪山の風景が見えていた。
ここからは、少し曲がって、住宅街へ
このあたり、どこが自転車道のルートかわからず、そのまま住宅街と工場が混じった様地域へと突入
またもや、川沿いに出てしまった。
みなとぴあ周辺は人でにぎわっていたが、こちらはほかに人はなし。
落ち着いて川の河口の眺めを見るにはこっちのほうがいいかも。
14:15 入船みなとタワー到着
入船みなとタワーは、信濃川の河口をつなぐ海底トンネル、新潟みなとトンネル
中はがらんどうと・・・・それもそのはずで、このタワー周辺には、住宅地などもなく、アクセスがすこぶる悪い。ただ、無料で展望室まで登れるので、せっかくなので上ることに開放感満点のエレベーターホール
展望室に置いてある案内板。確かに日本海に面しているため、夕暮れ時の景色はよさそうではある。
意外と、中は人が多く、ベンチは埋まっていたため、隙間から展望室の眺めをパシャリ。
こちらは信濃川の河口方面で、奥にうっすら雪をかぶった佐渡が見えている。
こちらは反対側、奥には越後の雪をかぶった山が薄らと(もしかすると飯豊山かもしれない)新潟市内方向の眺め。奥には弥彦山や角田山が見えている
ところ変わって、みなとトンネル内へと移動。この海底トンネルは、自転車と歩行者の道は、車道と完全に分離されている・。
東区方面の出口は階段
一方、新潟島方面へ向かう(南側)の歩道はスロープ式の入り口だった。
中はジョギングを楽しむ人の姿がよく見られた。確かに全天候型ジョギングコースとして、使い勝手はいいかもしれない。14:40 少しの寄り道を経て、再び新潟島へ戻ってきた。
そのまま海岸線の道を走ってみたのだが・・・
あまりの砂の多さに、小径車だと太刀打ちができない。本当に自転車道なのか?と悪態をつきたくもなったが、そもそも、自分自身がサイクリングコースから離れているのではないかと、この時点で疑いだした。
結局、どうやらみなとトンネル周辺でサイクリングコースとは完全に離れてしまっていた模様。階段を担いでサイクリングコースへと帰還する。
無事コースへと戻ってきた。明らかに走りやすく整備されている。
サイクリングコースは少し高台を走っており、先ほどの砂まみれの道よりも海の眺めが良い
車道と合流
海沿いの快走路が続くと思いきや、、、
関屋浜近くでは、林の間を抜ける道となる
このあたりでちょうど半分くらい15:10 ほどなくして、信濃川の分水に到着
ここからは再び川沿いの道へと戻る
相変わらず天気は良く、すいすいと自転車で川沿いを進む
15:15 信濃川の分岐点に到着
これより信濃川の本流沿いを進む
信濃川水門のわきを通る
出発地点の萬代橋まで残り3キロとなった
新潟の市街地が向こう側に見えている
朱鷺メッセの高層ビルや萬代橋に近づき、新潟島の一周ももう少し。
このあたりの堤防はなだらかになっており、やすらぎ堤として新潟市民の憩いの場となっている様子。春は桜の並木がきれいだそう。15:35 そうこうしているうちに 新潟島一周完了
一時間半ほどの気軽なサイクリングが終了した - 感想
・Qixについて
普段乗っていたツーリング車に比べ、アップライトな姿勢となる為、空気抵抗の影響は多少感じられるが、今回のような、ポタリングではあまり問題にならないと思った。
チェーンガードや、泥除けなどが装備されているおかげで、普段着でも気兼ねなく、走ることができるのが大きな違い。どうしても、街中を自転車で走っていると、ふと立ち止まりたくなることがあるが、スタンドがないとなかなか停車場所を探すのに苦労していた。そういった負担が、スタンド装備のおかげでなくなり、ついつい立ち止まって写真をとってしまったかな笑
長距離を走るのではなく、景色や町並みなどをぶらぶらしながら走るのが適していると思った。もちろん、普段の街乗りにもピッタリな自転車だと思う。
なお、個人的な話だが、これからは街乗りではもっぱらQixを使うことになると思う。
・コースについて
新潟島を一周するコースは、景観がよく、手軽にサイクリングをするにはもってこいのコースかもしれない。街・川・海がコンパクトにまとまった、新潟市街を存分に感じることができるコースだった。
スポーツサイクルで駆け抜けるようなサイクリングには不適だが、今回のように、シティサイクル寄りの自転車でのんびりと散歩するサイクリングにはオススメできるコースだった。
これからも、時折新潟島を一周して、季節の移ろいを感じにこよう。
以上
2016/02/27 【サイクリング】 伊豆大島 サイクリング -都心から日帰り離島自転車旅-
- 初めに
1月に行こうと思っていたが悪天候のためお流れとなっていた、伊豆大島サイクリングだが、幸い2月末の土日に同行者同士の都合がつきそうなため、実行に移すことができた。 - 計画
移動手段
週末を利用して伊豆大島へ渡るには以下の手段が考えられる(2016年2月28日時点)
- 東京・竹芝桟橋から高速ジェット船 1~3参考URL
- 行き 土曜8:10出発で大島10:15着
- 帰り 最終便15:30大島発東京17:35着
- 運賃 片道 5400円 +輪行自転車代1000円
- 東京・竹芝桟橋および横浜港(金曜・土曜のみ)発のフェリー
- 行き 金曜22:00東京発(23:30横浜発)土曜朝6:00大島着
- 帰り 土曜14:30大島発 19:45東京着(18:00横浜着)
- 運賃 2等片道2770円(横浜発2650円)+輪行自転車500円
- 熱海・伊東と大島を結ぶ高速ジェット船
- 調布飛行場と大島空港を結ぶ飛行機 参考URL
- 便数:1日3便
- 所要時間:約30分
- 運賃:片道11800円, 5kg以上の超過荷物は1kgにつき210円のため、自転車を持ち込む場合は最低でも1000円程度の超過料金はかかってしまううえ、サイズは3辺合計で1メートルまでのため、ロードバイクの輪行ではまず不可能
今回は日帰りで滞在時間が長く取れる手段として、金曜夜発大島行きフェリー利用、大島発熱海行きジェット船を利用するルートをとることにした。
特に早朝に島に到着できるため、時間的な余裕が大きい。(滞在時間は6時から16時10分までの約10時間!) - 東京・竹芝桟橋から高速ジェット船 1~3参考URL
- ルート
伊豆大島は一周44キロとそこまで大きな島ではないものの、一周ルート東側は、標高差300mは余儀なくされたり、中央には火山の三原山があったりと、見所を効率よく回ろうと思うと、なかなかルート取りに迷うところ。さらに、伊豆大島には2つの港があるものの、当日まで、どちらの港が使われることになるかわからないというお楽しみまでついてくる。
今回は、三原山に上ることを第一目標としたルートをとることにした。
結局当日はフェリーが島北東の岡田港着、そのほか日中の船は島西部の元街港から出航することとなったため、まずは岡田港から三原山登山道路を登り、三原山山頂口までヒルクライム。三原山のハイキングを楽しんだ後は、東側へ下り、残り島半分を一周するコースとなった。途中、思いつきで「月と砂漠ライン」に寄り道したため、思いのほかタイトな行程となった。 - 時系列
- 金曜(2月28日)22:40
みなとみらい線日本大通駅まで輪行し、そのまま大桟橋まで徒歩8分の道のりを、輪行袋かついで向かう。
ある意味、もっとも疲れた行程だったかもしれない笑 - 22:45フェリーターミナル着
中はがらんどうとしており、東海汽船関連の窓口のみ開いていた。ここで、同行者と落ち合い、フェリーチケットを購入
なお、食料等を調達したくても、フェリーターミナル内には売店はなく、少しはなれたコンビにまで歩いていかなければならない。事前に買出しをしてからターミナルに来るほうがいいかもしれない。 - 23:20 係員の呼び出しに従い、フェリー乗り場まで向かう
ここも、2階から1階まで降りた後、タラップまで150mほど歩かなければならず、輪行自転車もちとしてはしんどい
金曜夜ということもあって、結構人が多い。釣竿を持った人も多数いた。
みなとみらいの夜景をバックに、さるびあ丸が入港してきた。
輪行袋に入れた自転車を船内に入れる場合は、指定の場所に置くこととなる。なお、裸の状態の自転車を預けることも可能だが、値段が高いうえ、事前に予約をしなければならないらしい。 - 23:30 横浜港出航
2等船室の様子
一応船内にも食料品自販機があるため、菓子・菓子パン、冷凍食品・
カップ麺は調達可能。
でも出港後30分ほどで消灯するのでゆっくりと食べている時間はなさそうだ。
毛布を100円で借り、就寝した。 - 6:00 大島岡田港到着
このまま港周辺にいても仕方がないため、三原山へ向かう - 6:40 地図で現在地を確認し、三原山へ向けて上る。
三原山登山道路へは、基本的に標識に従ってゆけば問題ない。
本格的な登坂開始するも、終始傾斜は緩めなのが救い
標高400m ほどになってくると、路肩に雪が表れて驚いた。
伊豆諸島は南国的なイメージを持っていたが、冷静に地図を見れば、伊豆半島と大差ないので、きちんと冬は訪れるようだ(当たり前) -
7:50 ゆっくりと仲間と話しながら登坂すること1時間余り、牧場の景色が見えてきた
三原山の展望ポイントで写真を撮る -
8:00 三原山頂上口到着
観光地らしく、売店等があったが、この時間帯ではどこも開いておらず、相変わらず補給は自販機でしかできなかった。
ここからは、伊豆半島や、富士山の展望が楽しめたが、あいにく空気がかすんでおり、写真でははっきりとおさめることはできなかった。パノラマの案内板自転車をバックに1枚
-
8:20 三原山トレッキングへ出発
三原山頂上口はあくまでも登山口であって、標高は500mあまり。ここから標高700m以上の山頂までは徒歩で向かわなければならない。
今回は時間があったので、火口見学道および、火口一周コースをめぐることにした。
頂上口からの三原山。まだまだ距離が離れている。
ここからは自転車は進入禁止。 -
8:50 三原山火口外輪山に到着 まずは火口見学へ
火口を見学する。
赤茶色とこげ茶色を繰り返す独特な色合いの火口壁が特徴的で、ところどころから湯気?が立ち上がっていた。 なお、1枚の写真に収まりきらない規模で、2枚に分けて写真を撮った。火口見学後は火口周辺を一周する。
火口一周コースからの展望はすこぶる良く、伊豆大島の海岸沿いを見下ろすことができる。
こちらは東側の溶岩流らしきものが見え、あまり人気がなさそうな様子。
火口に接近できる場所もあった。火口を別アングルから撮影。なお、ここは火口に水がたまったりしている様子はなく、多くの土砂が火口へ向けてなだれ落ちている様子が観察できた。
こちらは裏砂漠と呼ばれる領域方向を撮影。ただただ黒い砂と雑草が生えているだけの異様な世界が広がっている。
途中、地殻変動を観測する装置が置いてあった。プリズム間で光を送りあって異常を感知しているのだろうか。なお、直近の噴火を起こした火口は、別方向にある。
-
10:20 たっぷりと三原山の散策を終え、頂上口へと帰還
今日の出帆港が掲示されており、「元町港」と判明!
これで晴れて温泉から6キロ自転車に乗る必要がなくなった! -
10:50 伊豆大島東側へ向けてダウン開始
爽快なワインディングロードのダウンが続く
途中、牧場では馬が放牧されていた。 -
アジサイロード方向へと右折することに注意!
-
11:05 大島の桜株へ寄り道。
不思議な枝の伸ばし方をした桜を拝むことができた。 -
11:15 寄り道を終え、大島一周道路へ復帰。 ここからは、大島一周道路でもっとも標高が高いルートとなるため、再び、上り坂が始まる。
先ほど山上から見えていた裏砂漠の入り口が見られたが、許可者以外は進入禁止。
-
11:45 月と砂漠ライン入り口到着
正直、まったくマークしていなかったが、説明書きを読んでみると、、、
どうやら先ほど三原山から見えていた、裏砂漠の近くまでいけるとのこと。
駐車場まで3キロということで、寄り道して見ることに -
登坂中の1コマ
おそらく今回最も斜度がきつかったのではなかろうか。写真で斜度が伝わるかな・・・。 - 12:10 駐車場到着
ノーマークの上り坂は想定外の斜度でかなり体力を奪われた・・・
なお、駐車場手前では、普通の舗装ではなく、コンクリの簡易舗装で、振動が大きく上りづらい
駐車場からは写真のような砂道を歩くことになる。 -
裏砂漠展望地に近づいた。
まるで日本でないような風景が広がっていた。
圧倒的な砂の景色と、下界に見える海という、ここでしか見ることのできない風景だった。なお、ここは漂流教室のロケ地にも使われたのだとか。
あまりのんびりしていると、昼食、および温泉に間に合わなくなるので、10分ほど景色を堪能し着た道を戻った。 -
12:45 大島一周道路復帰、ここからは下り基調と信じて先を急ぐ
多少のアップダウンを経て、最後は南端の港「波浮港」へ向けて一気に300mのダウン。
ダウン先には、筆島と呼ばれる、海面から筆が突き出たような風景を見ることができた。 写真のとおり、大島東側は断崖絶壁。道路が山の上を走らざるを得ないことがよくわかる。 -
13:10 波浮港周辺で食事にありつけそうなところがなく、昼食をあきらめかけたとき、「成田屋食堂」の看板が目に入って、即効入店。
地域向けの食堂といった感じで、観光要素は一切なし。「海鮮」系統の料理を心の中では期待していたものの、メニューにはそんなものはなかった。
変わりに野菜炒め定食(1150円) を注文。
圧倒的なボリュームで、店のおばさんに、これから自転車で向かう方向を確認された。
時計回り方向だどだと伝えると、安心した様子で「安心して"全部"食べれるね」との言葉をかけていただいた。(※反時計回りだと、これから300mアップの上り坂が待ち構えている)
そこまで声をかけてもらうと、完食せざるを得なかった。(汗
昼食後は多少のアップがあり(50mくらい?)、元火口だった波浮港を見晴台から見下ろした。 -
14:25 大島一周道路最後の目玉、地層切断面に到着
通称「バウムクーヘン」とのことだが、まさしくそのとおりな風景。
噴火を繰り返しながら、たまった地層をまじまじと眺めることができ、非常に興味深い。
反対側から眺めると少し違った趣に。 - 14:50 元町港に到着
16:10の高速船チケットを購入し、風呂へと向かう - 御神火温泉 到着
本当は浜の湯という温泉に入りたかったが、水着が必要だったため、こっちの温泉に入ることにした。
なお、少し設備のある銭湯のような感じで露天風呂もなく、これで1000円は少し高いかも(しかもロッカーは有料式)。プールなどもひっくるめた価格設定のため、風呂だけを目当てに入るには少し敷居が高いかもしれない。 -
16:00 身を清め、輪行状態にした自転車を担いで、高速船乗り場へと向かう。
横浜と同じく、ここでも結構な距離を歩かなければならない。
結構な人で、順番に乗船する。(入り口では島の美女が送り出してくれる)
順番待ちをしている間に、1機の飛行機が飛んでいった。おそらく調布飛行場へと向かうのだろう。
定刻ぎりぎりに高速船内に乗り込み熱海へと向かった。 - 感想
なによりもまず、東京にいる間に、伊豆大島にいけて大満足だった。週末の金曜日出発で、気軽に離島旅を味わえるところがすばらしい。また、火山特有の風景を見ることもでき、日帰り離島旅としては、今まで訪れた中でもかなりの満足度だった。
三原山のヒルクライムも、上りやすく、展望が開けるので、お勧めではあるものの、個人的には月と砂漠ラインをオススメしたい!
斜度もきつく、上り坂はしんどいが、まるで地球じゃないような風景を味わうことができる。特に観光地化もされておらず、自然のありのままの姿を味わうことのできる場所だった。ぜひとも伊豆大島をサイクリングする人には訪れてみてほしい。
関西にいる間はあまりなじみがなく、関東の観光地といったイメージを持っていた大島だが、予想と反して観光地化されていなかった。普段の週末を使うだけでのんびりとした島特有の雰囲気や、圧倒的な自然の力を実感できるので、少し味のあるサイクリングコースとしてお勧めしたい。(その際は歩きやすい靴もお忘れなく!)
以上
2016/02/11 【サイクリング】 ヤビツ峠を越えて小田原まで -首都圏近郊の展望峠へ-
- はじめに
2月に入ってから、週末毎に所用が入っておりなかなか外に出かけて体を動かくことができそうもない。そんな中、建国記念日(11日)は幸い予定がなく、さらに天気予報もすこぶる良い。当初は連休でもなく1日だけの休日だったので、遠出はするつもりはなかったのだが、急きょ外へ出かけることにした。最近は登山ばかりだったが、今回は1月半ぶりの自転車。首都圏に引っ越してきて、かねてから訪れておきたかった、ヤビツ峠に向けて、サイクリングへ出かけることにした。 - 今日のルート
今回も、前回と同様、自宅から片道自走し、帰りは温泉に入ったのち輪行して帰ってくるルートどりを考えた。
自宅から、橋本まで行き、宮ケ瀬ダム方面へ、その後、宮ケ瀬北岸林道を走り、県道70に合流後は、ヤビツ峠へ。 ヤビツ峠付近では秦野の景色を楽しみながらダウンヒルし、R246へ。R246合流後は、有名なラーメン屋「なんつっ亭」(食べログリンク)にて昼食をとったのち、日帰り温泉施設のある小田原鴨宮方面へ。最後は小田原駅より輪行して帰ってくるルート。総距離90km程で、適度なツーリングコース(のはず)だ。朝8時に自宅を出発し、3時ごろには輪行開始できるだろうと高をくくっていたのだが・・・・ - 時系列
8:15 自宅出発 この時点で15分遅れ。まぁ、すぐに取り返せるだろう・・・
8:20 石田大橋通過 富士山が見える抜群の快晴
9:00 橋本手前の御殿峠着 程よい上り坂でウォーミングアップ
9:15 橋本のタワーマンション前着 のどかなベッドタウンらしき風景にこのマンションが建っている風景はなんとも異様な気がしてしまう。
国道413分岐 今回は、津久井湖方面へは行かないため、そのまま直進(左方向)
途中迷いつつ、県道小倉橋を渡る。 新旧の橋が並んでおり、きれいなアーチが素敵だった。反対方面。河岸段丘による地形の上下が激しい9:50串川橋交差点着 左へ 途中人でにぎわっていたパンやに休憩がてら立ち寄る・
オギノパンといい、丹沢あんぱんや、揚げパンで有名?らしい。アンパンの種類が多くあったが、「こしあん」・「紅いも」の2個を購入(1個140円)。 小学校時代が懐かしい、机にて1つを行動食がてら食す。
サイクリングコースの途中にあるためか、ロード用のスタンドも完備されている。 宮ケ瀬ダム方面へサイクリング中に休憩するにはちょうど良い施設かもしれない。(トイレもある)程よく休憩をとった後、宮ヶ瀬ダム方向へ向け右折。10:20 神奈川県立あいかわ公園着。
宮ヶ瀬ダムに直接近づけるのかと思いきや、どうやら公園として整備されており、自転車に乗って近づくことができないことが発覚!
それなりにダウンしてしまっていたので、来た道を引き返す、自転車を押しながら宮ヶ瀬ダムまで歩くことにした。
10:35宮ヶ瀬ダム前到着
遊歩道を15分ほど自転車を押しながら歩いたことになる。
向かって左手には、ちょうど動き始めたインクラインが映っている。
ダムの上からダム湖方面の景色。雪をかぶった丹沢が見えている。
反対方面の景色 横浜のビル郡も見えていたが、やはりスマホのカメラでは厳しかったか・・・・ダム横の管理事務所から続くトンネルを抜けるとゲートが。
自転車か歩行者しか通ることができない様子。(ゲート開閉時間にも注意)
早朝などは要注意だろう。
10:50 湖岸の小さなアップダウンを経て、鳥居原園地着 サイクリストのほか、バイクツーリングの団体など多くの人でにぎわっていた。
そそくさと、写真だけ取って先へ進む。
11:00 宮ケ瀬湖畔園地着 持参したおにぎりを食べ、エネルギー補給をしておく
なお、外食店も多くあるので、こちらも休憩個所として利用価値が高い様子
いよいよ、本日の目玉、ヤビツ峠へ向かう。(右折)峠道序盤は2車線道路だが、、、
程なくして1車線道路となり、いよいよ峠道の様相を呈してくる。
裏ヤビツは渓流沿いに緩やかに高度を上げていく。
塩水橋から別斜面のトラバースが始まる(見づらいかも知れないが、多くの登山客の車も止まっていた。おそらく丹沢山に登山しているのだろうか。)
路肩には雪が多く残っているものの、路面自体にはあまり雪はない。
もちろん、日当たりのよい箇所では雪は残っていない。一方で、日陰となっているところでは、局所的に凍結している箇所もあるため、ダウンで通る場合は要注意かも知れない。
(この日、ダウン中に転倒したと思われるサイクリストもいた)
途中、一箇所、舗装をやり直している箇所があり、半ダート状態。こちらも、ダウンで通るローディーは要注意かも。
12:00 秦野市に入るものの、のぼりはまだまだ続く。(峠が市境ではないのが意外)
12:25 気まぐれ喫茶前、通過。
護摩屋敷の水汲み場まえ通過。 水汲み場までの道は、除雪されていなかったため、今回は立ち寄らなかった。 先ほどの気まぐれ喫茶からここまでが一番しんどかったかも。
丹沢表尾根登山口分岐 登山で2回来ていたが、ついに自転車で訪れることができた。
ここから峠まで、そこまで斜度がきつくなかった記憶を基に、少しペースアップ
12:40 ヤビツ峠着 かれこれ上り始めから2時間近くかかってしまった・・・
きっと写真を撮って休憩してしまっていたのが大きい・・・ハズ
峠でトイレを済まし、体が冷える前にダウン開始。
ダウン中の展望ポイントにて (なお、峠からは景色はよくない)
南側は、斜面を豪快にトラバースしている様子が分かる
さらにもう少し下ると、富士山が出迎えてくれる(残念ながら、スマホカメラだとはっきりと映っていないが、写真右手の木の奥にうっすら白く見えているのが富士山)
13:15 ダウンはあっという間で、国道246分岐着。 ここからは小田原に向かうのだが、今回はなんつっ亭でラーメンを食べようと、渋沢方面へむけ、右折
13:35 なんつっ亭渋沢本店到着 この時点で、当初の予定より1時間以上遅れていたものの、せっかくなので、ラーメンを食べることにした。
なお、「なんつッ亭」という看板は無く、「うまいぜベイビー」という看板が目印。(おかげで一度通り過ぎてしまった汗)
昼過ぎの時間帯でも、店内では10名ほど待ち客が。
10分ほどで席に着く。
(店内の様子)
空腹モード全開だったため、トッピング全部のせのスペシャルラーメン(1050円)を注文。 黒いマー油が入ったスープが特徴的。
スープを飲むと、相変わらず「うまいぜベイビー」という文字が迎えてくれる。
自分好みの豚骨系ラーメンだった。
秦野市から小田原へは、小さな山越えがあるのだが、あまりにも国道の通行量が多かったため、県道708号へ迂回したのだが、途中迷いまくり、時間をロスしてしまった。(この間写真なし)
当初の目的は果たせた(通行量はかなり少なく、落ち着いて峠を越えることはできた)ものの、道迷いなどの影響で30分程度余分に時間がかかってしまった。
14:56 ついに小田原市へ
曽我の梅林は、そろそろ満開といった雰囲気。多くの観光客でにぎわっており、道路も渋滞気味で思ったよりもスムーズに流れない。
15:30 そんなこんなで、本日の最終目的地、コロナワールド到着
といっても、目当てはあくまでも、中の温泉施設。(休日大人800円)
一日の疲れを天然温泉でさっぱりと洗い流した。
温泉自体も、どうやら箱根温泉よりも成分が濃い?らしいのか、それとも海が近いからなのか、すこししょっぱかった。
17:00 コロナワールドから20分ほど、小田原市を走って、小田原駅着。
小田急で輪行して帰宅した。 - 感想
首都圏に来てから、一度は自転車で行っておきたかったヤビツ峠にようやく行くことができた。途中の宮ケ瀬ダム周辺や、渋沢周辺で道迷いで時間ロスをしたのは痛かったが、総じて快晴の下、久々のサイクリングを満喫できた。宮ケ瀬湖周辺の雰囲気も気に入ったので、また来てみたい。
道迷いがなければもっとよかったのだが・・・・ああ、GPSナビを買おうか迷いどころ。
本日の走行距離 98.6km
以上
2016/01/24 【山あるき】 奥高尾縦走 (陣馬山から高尾山へ) -快晴・お手軽雪山気分の山歩き-
- はじめに
今週末は、当初伊豆大島にサイクリングに行く予定だったが、土曜日があいにくの天候に。日曜日はそこまで天気が悪そうでもなかったが、翌日の影響も考え、近場に出かけることにした。
そんな中、今まで人の多さで敬遠していた高尾山が候補に挙がった。月曜日に通勤地獄を味わう羽目になった大雪の影響で、人が少なくなっているだろうと予想し、手軽な雪山気分を味わえると期待して、高尾山方面に向かうことにした。
一方で、それなりにしっかりと歩きたいという思いもあったので、北の陣馬山から奥高尾縦走路を踏破するルートに決定。
一緒にサイクリングに行く予定だった仲間と2人で、雪の高尾を楽しんできた。
- 今日のルート
JR高尾駅からバスで陣馬高原下へ向かい、そこから陣馬山、景信山、高尾山を経由し、高尾山口駅から帰るルート。17キロ超とそれなりに距離もあるものの、獲得標高自体はそこまで高くないので、少しがっつり山歩きをしたくなってきた人にも、縦走の楽しみを味わえるルート。また、下山後の楽しみとして最近オープンした高尾山温泉があるのも魅力のコースだ。
今回は、さらに先日の大雪の影響で残っているであろう雪が一番の楽しみで、首都近郊でも雪山気分を味わえるコースとなった。
コースタイム(ヤマレコより)
S陣馬高原下バス停08:1008:35陣馬新道登山口08:4009:20陣馬山09:3009:55奈良子峠10:02明王峠10:0610:13底沢峠11:05景信山11:5012:15小仏峠12:30城山12:45一丁平13:05もみじ台13:15高尾山13:2514:10ゴール地点
- 時系列
7:21 JR高尾駅到着 自宅からわずか30分程度 いつもの登山に比べやはり圧倒的に近いことを実感
7:35発陣馬高原下行きのバスを待つ かなり冷え込んだ朝ではあるものの、それなりの人数が並んでいた(なお、バス出発時にはちょうど座席が埋まる程度だった)
8:10 陣馬高原下 バス停到着! 雪が残っている!
トイレで用を足したのち、出発 まずは陣馬山を目指す
初めは舗装路 ところどころ凍結している場所もあるので、慎重に進む
登山口入口到着 ちょうど、登山口手前に林道があるので、林道分岐を過ぎれば登山口はすぐだと思えばよい
登山口から先は期待通り雪が積もっていたものの、昨夜の積雪はなかった模様
そこそこ踏み跡がついており、アイゼン等つけなくても、慎重に歩を進めれば問題ない
陣馬山へは尾根道を上る
指導票もしっかりとあるので、よっぽど雪が積もらない限りは、道迷いの危険性もなく、安心して歩ける
近場の高尾でこんな雪道歩きが楽しめるなんて驚き!
トレースはしっかりとしているので、道を見失うことはない
斜面のトラバース箇所では、慎重に進む
時間帯の関係か?それとも季節の関係か? あまり人が多くなく、静かな山歩きを楽しめる
9:20 陣馬山山頂到着!! 見事な雪と快晴!
本格的なのぼりはほぼ終わり
都心方面の眺め
丹沢方面の眺め
富士山方面は少し雲がかかっており、残念ながら富士山は拝めず
神奈川へ少し下ったところの山小屋はすでに営業していた!
9:30 山頂での360°の眺望を堪能したのちは、いよいよ縦走ルートへ進む
この先もずっと雪道が続いている
右方向の分岐は相模湖方面へ続く道 (高尾山縦走ルートに比べ、トレースは少ない模様)
9:55 奈良子峠到着 明王峠方面へ進む
10:00 明王峠着 右奥に移っているのは山小屋だが、営業はしていなかった
小屋の裏手にはトイレもあるので安心
さすがミシュラン3つ星だけあってか、英語表記の[Mt. TAKAO] さらに進む
10:13底沢峠着
尾根を歩いているため、何度も峠を通過するが、基本的に峠は鞍部となるため、峠からは再びのぼり
基本的に尾根伝いの道だが、アップダウンを避けることのできる巻き道も随所に表れる。 今日は、縦走を目的としているので、もちろん巻き道はつかわない
天気はすこぶる快晴で、歩いていて非常に気持ちがいい
時折、木々の隙間からは都心方向が望め、改めて、都市からの近さを感じながら尾根を歩く(山ばかりが見える奥多摩とは大違い)
景信山の手前ではそこそこ登りがある
11:07 景信山到着!
雪と快晴、そして圧倒的眺望が楽しめ、今日登山に来てよかったと実感!
さて、ここで景色を楽しみながら昼食にする。
なお、展望場所に多数ベンチやテーブルがあるものの今日はこのありさま。
何とか座る場所だけ雪をどかして場所を確保した。
寒い日はやっぱりラーメンであったまるのが一番! いつも山専用ボトル にお世話になっている。
なお、山小屋は営業していたので、なめこ汁などあったかいものもお金さえ払えば頂ける
時間帯も相まってか、ずいぶん人が増えてきた(こちらは山小屋前の様子)
11:50 おなかも満たし、トイレを済ませて再出発 小仏峠へ
相変わらず雪の尾根が続く
残り8キロ!
12:10 小仏峠到着 この下は渋滞で有名な中央道 小仏トンネルがある
明治天皇の歌碑もある かつて、鉄道が通る前は甲州街道の一部としてにぎわっていたのだろうか。 今となっては茶屋は朽ちているが・・・
さて、ここからは小仏城山までまた登り
12:30 小仏城山到着! 奥に高尾山も見えてきた
ここも山小屋やベンチが多数あり、ハイカーたちでにぎわっていた。雪の日でもこの賑わいだから、きっと新緑の季節などは大勢でにぎわうのだろう。
ここまで来ると、都心のビルがよりはっきりと見えている。
手前には多摩丘陵が広がっており、その中にニュータウンが点在しているのがよくわかる。
一丁平方面へ
一丁平までは緩やかなのぼり
12:45 一丁平到着 ここは展望台が設置されている
さらにもみじ台へ向けて登りが続く
振り返れば、陣馬山では見ることのできなかった富士山がようやく雲から顔を出し始めていた(今日のルート中随所で富士山を拝めるはずだったが、ここまでずっと山頂は雲の中だった)
13:08 もみじ台到着 ここまでくれば高尾山まで目と鼻の先だ
高尾山まで最後の登り。 普段着に近い格好のハイカーも増えてきた
13:16 高尾山頂到着 !
さすが、ケーブルカーもあるだけあって、どの山よりも人が多かった。(世界一登山者が多い山というのは伊達ではないと実感)
富士山もはっきりと見えていて、皆富士山方面へ釘ずけ
13:25 山頂を少し楽しみ 稲荷山コースで下山する。 今回は縦走なので、あくまでも尾根伝いの道を選ぶ
稲荷山コースに入ると、高尾山頂の観光地のような人ごみはなく、やや落ち着いた山道へと戻る。
1キロ以上進むと、ようやく雪もなくなり、いつものハイキングコースの状態に戻る。
最後の展望箇所で多摩丘陵を眺め、足早に下山する
残り200メートル!
この稲荷山コースは200mごとに距離表示があるため、進度を読みやすい。
14:10 高尾山口到着! 最後の階段部で、急に凍った雪道に戻ってしまい、滑りやすくて危なかったが、合計6時間のお手軽雪山縦走が終了した!
下山後は昨年2015年10月にオープンした京王高尾山温泉・極楽湯で癒す。
(入浴1000円)
下山後は、西口から入るのがおすすめ
温泉自体は、露天風呂中心で4,5種類ほど。入館が2時台だったので、混雑はしていなかったが、3時を過ぎたころから続々と登山者たちがやってきて繁盛していた。
こちらは正面口 高尾山口駅からは連絡通路を通って直結しているため、利便性がかなり高い。なお、中の休憩室から、列車の時間が確認できるため、時間を有効活用できるのも利点と感じた。
16時前の準特急に乗って帰宅。
- 感想
高尾山というと、標高も高くないし、あまり登山という感じがせず、登山道が混雑するという噂も相まって今まで避けてきた。今回の陣馬山からの縦走コースだと、17キロほどの行程で、充実感もたっぷりあるコースだった。積雪のおかげで、都心近く(新宿から京王線で1時間ほど)でこんなに手軽に雪山気分も楽しめ、高尾山の魅力に気づくことができた。
雪のおかげか、うわさに聞くほど登山道も混雑しておらず、静かな山行を楽しむことができたので満足。
都心で雪が積もった後の晴天日がねらい目かもしれない。(なお、今回は都心積雪6日後だったが、稜線の登山道はほとんど雪道だった)ただし、雪道に備えた装備をお忘れなく。今回は、軽アイゼンを持って行ったものの結局つけずに乗り切ってしまったが、滑りやすいところではやはり、きちんと装着すべきだったと反省。
さて、次はどこの山に行こうかな?(あ、自転車にも乗らなくては・・・)
2016/01/10 【山あるき】 冬の富士山 ”下山” (登山ではない) -5合目から精進湖まで 快晴のパノラマビューと富士樹海トレイルラン(もどき)-
- はじめに
早いもので年が明けて3連休がやってきた。天気はすこぶる快晴。そんな連休の中日に大学時代の先輩に誘っていただき、2人で富士山に行ってきた。
と言っても今回は"登"山ではなく、ほとんどが"下山"という少し変わった山行に。
富士山というとふつう頂上までの登山を思い浮かべる人が多いと思われるが、特に世界遺産登録後は富士山の登山客も増え5合目以上は混雑気味だそう。そんな状況も相まって近年、あえて登山客の少ない5合目からの登山道を下山することも注目されつつあるそうだ。特に、5合目以上の登山道は年間通じて3か月ほどしか通れないのに対し、5合目以下のルートは通年通れるため、冬の時期でも富士山を楽しむことができるのが魅力。
- 今日のルート
富士急富士山駅から富士スバルライン5合目までバスで移動し、そこから富士山5合目付近をぐるりと回る御中道を通って御庭まで行きその後、精進湖に向けてひたすら下っていくというコース。
途中、標高2300m付近からの景色や、富士山の原始林、樹海や風穴など、富士山ならではのポイントが楽しめるのが特徴。
全長で約20キロ、手元の地図 (山と高原地図) では標準コースタイム7:15(休憩除く)
下山後は赤池バス停からバスで富士眺望の湯 ゆらりに立ち寄り、疲れを癒した後、河口湖駅から帰宅する。 - コースタイム
富士スバルライン五合目(河口湖口)10:05→11:00奥庭駐車場(御庭バス停)→11:10奥庭荘11:30→12:05精進口三合目→12:15富士スバルライン三合目(バス停)→12:35精進口二合目13:03精進口一合目13:40富士風穴13:4513:55精進口登山道-富士宮鳴沢線分岐14:58赤池バス停
- 時系列
06:42 矢川駅より電車に乗車(写真は駅から見えた富士山)
08:35 立川駅・高尾・大月で乗り換えをへて富士山駅到着
08:42 08:40発の富士スバルライン5合目行きのバスに乗車
乗車時にSuicaで乗ろうとするも運転手に割引を効かせるために窓口で切符を買うように言われ、窓口に向かうことに。結局・割引は往復のみであることが発覚(片道1540円 往復2040円)
一方片道の場合では、割引が効かないため・むしろSuica等を使ってバス得を効かせるほうが実質的な割引になる。再度バスに戻って運転手にお願いして、Suicaで乗車させていただいた。(どうやら片道のみのる人はほとんどいないようだ)
09:50 5合目到着 外気温は-3℃。 風が吹いており体感気温はさらに低かったものの、この時期としては暖かい方だそうな(やっぱり暖冬)
何より冬季でも2300mまでバスで来れることに驚き!南側の富士山スカイラインでは冬季閉鎖期間である一方、スバルラインは有料道路のため、除雪を行っており、通年オープンしているらしい(天候によっては通行止めあり)
とはいうものの、ほとんど積雪もなく、本当に1月半ばの2300mかと思うぐらい。
こんな時期でも、3連休の影響かそこそこ多くの観光客が来ていた(登山姿の人はほとんどいなかったけど)
さまざまな言語が飛び交う5合目は少し異様な空間だったが出発前にトイレを済ましておく(100円)
10:05 駐車場脇から御中道に入る (御中道は冬季閉鎖中だったが、今回は念のため軽アイゼンなども持参しており、天候・積雪量等の状況も考え自己責任で立ち入った。)
御中道からのパノラマ
南アルプス方面
八ヶ岳方面
奥秩父(金峰山)方面
なお、北関東方面の山々まで見えていたものの、スマホのカメラでは撮影できなかった。(今回、途中の樹林帯で軽く走り、トレイルラン(もどき)も楽しむ予定であったためミラーレスは持参していなかったことを後悔)
ところどころ積雪があったものの10cm 程しかなく、アイゼンも必要ないレベル。やはり暖冬の影響なのだろう。ほかの人の足跡も確認。やはりこの時期でも立ち入っている人はほかにもいる様だ。
抜群の展望が楽しめる道
10:43 寄生火山のくぼみ ベンチなどが添えつけられており、ここからの景色も抜群 なお、富士山にはこの様な寄生火山が多く点在しているらしい
途中、朽ちた小屋(御庭山荘あと)があった
御庭バス停向けくだります(小屋の分岐点を直進すると、大沢崩れを見に行くことができる)
11:00奥庭駐車場(御庭バス停)到着
これより奥庭展望広場までは石畳で整備された道
11:10 奥庭展望広場着 これより下は樹林帯に入るため、パノラマは見納めせっかくなのでここで早めの昼食をとることにした。(昼食はこいつ をつかった定番のカップラーメン)
11:30 最後の展望を楽しみ精進湖めざし本格的に下り開始
ここからは基本的に樹林帯の中の静かな道 先ほどまでのような展望が開けるところはない
ところどころ積雪はあっても、相変わらず少なく登山靴のみで難なく通過
登山道は苔むした森林の雰囲気が漂う
一方で倒木はかなり多く、毎回くぐるか、越えなければならないため少々面倒だ
特にザックなどが引っかからないようにするのが大変ところどころ道がわかりにくくなっているため、赤いテープを慎重に探しながら進む
12:05 3合目到着 少し開けた広場になっており、ここから富士吉田方面へ向かうこともできる 精進湖まであと13.2キロ まだ3分の2のこっている
なお、分岐の標識には何合目かは書いてないので注意(地図上で確認しなければ少し不安に感じるかもしれない)
12:15 3合目バス停付近到着(実際の3号目とスバルラインの3号目バス停は少々離れている)ここでは登山道はスバルラインのわきを通り、トンネル状に潜る
どストレートな一本道 登山道でこの感じはあまりないかも
やまなしの森林100選の看板
2合目付近はブナ林となっていて少し明るい
ところどころ写真のようなゲートがある
どうやら精進口登山道はもともと林道となっていたらしい(道路補修工事のため通行止めとなっているが、補修工事が行われているような雰囲気は全くなかった)
精進湖まであと11キロ!
途中 植林?箇所があったけれども、どうも広葉樹が育っている様子。ふつうの林業とは別なのかな?
12:35 舗装林道を渡る(ここで2合目)植生が変わり明るい道が続く(相変わらずの快晴が木々の隙間から見える)
この辺りは緩やかな傾斜のため、軽くトレランもどきで小走りで進んだ
時折休憩がてら先輩のコンパスでルートチェック(ちなみに富士の樹海でコンパスが機能しないというのはデマ きちんと北を指して仕事をしていた)
13:03 再び舗装林道を渡る(おそらく1合目) 残り9キロ
青木が原の樹海領域に入った模様樹海は明らかにほかの林とは異なり、ごつごつした溶岩にまとわりつくように根を張った木々が生い茂っていた
途中ひときわ目を引く立派な溶岩の塊も
樹海は一度入ったら出られないといったことがささやかれているものの、実際の登山道区間ははっきりしているため、迷うことは無さそう(少なくとも登山道的には、御庭から3合目までの区間のほうがわかりづらいと思う)
もちろん登山道を外れて入ってしまえば似たような凹凸や木々の雰囲気が続くため迷うことになると思うけど
ここいらで、エコツアーのガイドラインが出てきたこの辺りではエコツアーが行われている模様
13:40 富士甌穴の碑 少し寄り道
こちらが富士風穴(ふうけつ)
樹海の中にパックりと穴が開いている
以下そばの説明文を引用
「富士山麓の風穴は富士火山の各所から盛んに押し出した溶岩の内部がガス体を含み、外部から冷めて収縮する際、内部はまだ高熱であるため、外部からの圧力によって外皮の弱い部分が破れ、ガスや溶岩を吹き出した後の空洞である。
富士風穴は青木ヶ原、大室山北麓、海抜1,100m、精進湖畔より登山道に沿う約4㎞の地点に位置する。 洞内天井、側壁には氷が張りつめ、夏も溶けることなく7月の外気が18度のとき、幹道を12m入ると気温は0度~0.1度を保ち、12mの固くみごとな氷床が見られる。入口部は深さ64mの階段式で17mの方型、入口から延長200.3mの幹道が北東40度の方向に続いている。広い所では巾11m、高さが10mあり、壮大な洞内は氷柱やつららがすばらしい。」
だそうな。 奥まで入って行くには許可が必要らしいため、入り口だけちょこっとお邪魔して、引き返した
少し行くと、エコツアーの集団(2人組と10数人の2グループ)に出くわした。さすが3連休だ。
13:55 ほどなくして県道に出る 残り5キロ もうひと頑張りだ。
この辺りは樹海のうっそうとした雰囲気とは異なり、明るい里山の雰囲気。 ふかふかの地面を小走りで進むのが心地よい。
途中10分ほど休憩し、精進湖へ向けて進む
残り2.5キロの標識(地図上では乾徳道場分岐と書いてある)
乾徳道場とは何ぞや?と思ったがあまり気にせず先を急ぐ
(”乾徳道場”で検索するといろいろ怪しげな情報が出てきたりするが、どうやら日蓮宗のお坊さんが修行しているらしい)
最後の区間は落ち葉で覆われた舗装路
残り300m!
ついに精進湖手前に出た
今日のルート(一部は異なるが)14:58精進湖到着
次のバスは15:20発 その次は17時台になるため、今回一部区間をトレランしたことが功を奏したようだ
バス待ちの間は、赤池の交差点の自販機で缶コーヒーを買って一服
(ドライブインのベンチで休憩できるが・夕方の時間帯は日陰に入ってしまい、この時期は少し肌寒い)
バスは10分ほど遅れて到着 すでに登山客がそこそこ乗っていた (このバス停から乗ったのは我々2人のみ)
15分ほど乗り、休暇村で下車。(下車したのは相変わらず我々2人)
16:00 富士眺望の湯 ゆらりに立ち寄り一日の疲れをリフレッシュ
この温泉、そこそこ値が張る(土日祝 1500円)のだが、スマホで検索したところ、クーポンがあり200円引きの1300円で入浴できた。さらに無料で河口湖駅まで送迎してくれるので、バス代も考えると意外とパフォーマンスは高いかもしれない。
3連休とも会ってちびっ子たちでにぎわっていたが、露天風呂からは正面に富士山が見え まさに富士眺望の湯!
夕日に染まって色が変わりゆく富士山を露天風呂から堪能した
17:30 無料送迎バス(といってもハイエース)で河口湖駅まで送ってもらう(なお乗客は我々2人のみ!)
18:00 河口湖駅前到着 途中国道で停滞していたものの、地元の運転手の抜け道テクでそこそこの時間で到着 駅前の「ほうとう不動」で山梨名物のほうとうをいただくビールとボリュームたっぷりのほうほうで入浴中は空腹モードだったのが、すっかり満腹ムードに
- 19:10発の富士急線で帰宅 最寄り駅までは2時間余り
- 感想
富士山は登山する人が多く、5合目以下はあまり目を向けられていないと思うが、樹林帯をゆく道も雰囲気がよく、意外と楽しむことができた。
特に、ほかの登山者に出会うこともなく、静かな山を楽しむにはよいかもしれない。
一方でところどころ迷いやすい個所があり、数少ないテープを見逃さないように注意しないといけない。(1人だと心細くなるかも)
下方の道は似たような風景がひたすら続くのでところどころトレランをしつつ下ることでメリハリをつけたのが功を奏した。
樹海や風穴など、富士山ならではのふもとを楽しむことができ、一味違った富士山の楽しみ方かもしれない(富士山に登頂していない自分がいうのもナンだが・・・)
下山後の温泉や、「ほうとう」もしっかりと楽しみ、満足度たっぷりの山行だった。