2016/03/27 【サイクリング】 阿賀野川―小阿賀野川―信濃川 新潟市周辺トライアングルサイクリング
- はじめに
相変わらず、遅筆ですでに2か月ほど過ぎてしまった内容だが、新潟市近郊をサイクリングした時の話。前回(3/21)に引き続き、週末はすこぶる良い天気だったため、今回も買ったばかりのQixを引き連れてサイクリングへ出かけた。前回は20キロも満たない距離だったが、今回は60キロほど走り、DAHON QIXの走破性や、長距離走行の可能性についても試すのも狙いの一つ。
- 今日のコース
前回に引き続き、川と海に囲まれたコースを選んでみた。
今回は、信濃川、阿賀野川、小阿賀野川の3本の河川に囲まれた「亀田郷」と呼ばれる地域をぐるっと囲むルートだ。アップダウンなしで、ほぼフラットなルートで、越後平野の平坦さを実感できるコースだ。手元のツーリングマップルでは、阿賀野川沿いのルートは「蒲原自転車道」となっているほか、小阿賀野川沿いには2013年に小阿賀野川サイクリングロードが整備されており、交通量少なく、のんびりとサイクリングを楽しめることを期待した。
道中では「北方文化博物館」という、この地域の豪農の館を利用した郷土博物館に立ち寄り、新潟に関する理解を深めることとする。 - 時系列
13:00 出発が遅くなったので、まずは腹ごなしとして沼垂テラス商店街 DILLにてランチを食べ、出発
13:05 国道113号に沿って進む
阿賀野川沿いに出るまでは、交通量が多いのを我慢して走る。
13:25 松浜橋に到着
奥には、雪をかぶった飯豊の山々が見えている。 雪国の春を実感。
テンションが上がり、何枚も雪山の写真を撮った
橋を渡って振り返る。 製紙工場の煙突や、駅前の高層マンションが見えていた。 奥にうっすらと、角田山やや弥彦山も見えていた。
ここからは、阿賀野川の右岸沿いの道を進む。地図上では「蒲原自転車道」となっているが、自転車専用ではなかった。
とはいうものの基本的に車どおりは少なく、自転車で走るには気持ちの良い道だ。
13:40 泰平橋着 阿賀野川にはいくつも立派なトラス橋が架橋されている。
このあたり、のどかな田園風景と、背景にそびえる雪山の景色が抜群であり、何度も足を止めて写真を撮りまくってしまった。
こういった、何もない風景に自転車を収める際、スタンドがあるほうがいいということを実感した。笑
(記事を書いている時点ではすでに田植え済みだが)水田の準備中のトラクターと以前白い飯豊の山々の組み合わせが何とも言えない。
羽越本線の橋梁の下をくぐり、
14:30 阿賀浦橋を渡り、阿賀野川左岸側へ
橋を渡った交差点を右折し、北方文化博物館を目指す。
-
先ほどまでとは異なり、川を挟んで奥に山の景色が見える。(一方で阿賀野川左岸の県道は交通量がかなり多いため、自転車で走るには阿賀野川右岸がおススメ)
さて、北方文化博物館へ。途中、博物館の手前で、油田に関連する施設があった。このあたりの地下では、石油が汲み上げられている。
14:50 北方文化博物館に到着 中に入ってみる。外観は立派なお屋敷といったところ。寺社の雰囲気とは異なる。
中へ入る。
立派な畳の間が広がっていた。
古時計や、
台所の風景。
2Fには、昔の出納帳が。大地主であったことが窺える。
そのほか縄文時代や、弥生時代のものと思われる、発掘土器類なども展示されていた。そして、1階には立派な大広間。左手には立派な庭の景色が見渡せた。
外の庭に立派な桜の木が。もう少しすれば立派な桜のを咲かせるだろう。
そのほか、合わせて江戸時代や、明治時代の農家の家が移築されており、当時の農民の生活を窺い知ることができた。
15:55 1時間余り、思いのほか博物館を楽しんだのち、小阿賀野川サイクリングロードを目指す。
万願寺の交差点近くにある水門が、小阿賀野川の目印。その傍らから、サイクリングロードが整備されている。
なぜだかわからないが、亀田駅からの距離表示が。
形式自体は先週走った新潟島外周のサイクリングロードと同じ。
小阿賀野川沿いの堤防上にコースが設けられている。
基本的には、自転車専用ではあるが、ところどころ、写真のように、車も通る一般道となる個所がある。さらに、交差道路とは平面交差のため、左右の安全確認のため停止しなければならない。
相変わらず雪山が背景にはみえている。
途中、トイレなどの設備が整備されている。
渡し船?
途中一か所だけ、信越本線をアンダーパスする個所では、階段が現れるため、下車せざるを得なかった。
徐々に日も傾いてきて、雪山の色も赤くなり始めてきた。
県道1号の橋が見えてきたら、いろいろ信濃川と合流だ。
16:35 本日最後の川沿い、信濃側へと出た。
再び大きな川沿いを進む。対岸の奥に弥彦山や角田山が見えている。
信濃川沿いはところどころ、車が入ってこれなくなっているが。
基本的には自動車と並走する区間となる。(交通量はそこそこ多かった。)
最後の、自転車専用区間を進むと、先週も見た、信濃川と関屋分水の分岐点が見えてきた。ここまでくればもう少しで今日のルートも終了。
17:05 最後はやすらぎ堤の反対側を進むが、自転車で走るのは正直おすすめできない。(先週走った左岸側は、アスファルトで整備されていたが、右岸側は写真の様な芝生の区間がある)
17:25 ぶつくさ言いながら走っているうちに、萬代橋が見えてきた。
3つの河川の内側を通るサイクリングもこれにて終了。
- 感想
今回は、越後平野の平らさをみっちりと感じることができるコースだった。特に、関西の盆地出身からすると、広大な田園風景と、背後にそびえる雪山の風景が新鮮で、思わず何枚も写真を撮ってしまった。
北方文化博物館では、少しばかり、豪農の生活や、農民の生活を知ることができた。庭園も見事で、地元京都の寺社に匹敵するものであった。(京都から庭師を呼び寄せて作ったらしいので当然かもしれないが。)
サイクリングロード自体の整備状況は、一部車道と共有していたりするので、まだ中途半端感が否めなかったものの、基本的には車通りも少なく、快適に自転車に乗れるコースだった。
ただ終始風が強く、アップライトなポジションで走るQixではいささか空気抵抗が大きく、思いのほか疲労感を感じるサイクリングとなった。平地を走る場合は、前傾姿勢をとるロードの方が楽に走れると思う。やはり、Qixの使い方としては、街中のポタリングや、むしろのぼり坂などのほうが適しているのかもしれないと感じた。
以上