2015/12/26 【奥多摩】 三頭山登山 -奥多摩三大急登・ヌカザス尾根を経て-
- はじめに
年末年始の帰省などをはさみ、思ったよりもブログを更新できずだったが、備忘録として、年末に三頭山に上りに行った時の記事をまとめる。
基本的には、ヤマレコに投降した山行記録(12/26 浮橋から三頭山 [山行記録] - ヤマレコ)と同じ。
- 今日のルート
今回のルートは、奥多摩駅から、バスに乗り、峰谷のバス停から三頭山をヌカザス尾根経由でのぼり、その後笹尾根を経由し、数馬峠から数馬温泉方面へ下山するというルート。
三頭山周辺は、都民の森として整備されており、標高1100m付近までバスで登れてしまうので、登山としてはいささか物足りないと感じ、避けていた。
しかしながら、冬季期間はふもとまでしかバスが出ていないので、必然的に1000m程の標高を登らざるを得なくなる。静かな山歩きが楽しめると予想し、新調したトレッキングシューズ( ASOLO AS.シンビオGV M'S)の履き慣らしもかね、今回の行き先に三頭山を選んだ。
- 時系列
07:38 奥多摩駅到着 以前奥多摩駅に来たのは夏。 すっかり冬シーズンとなり、人混みは見られなかった
7:45発の峰谷行きのバスに乗り込む
出発ぎりぎりだったが、それでも座席は埋まっていなかった。
8:15 峰谷橋バス停で下車 (奥多摩駅から520円) 実際は、もう一つ先の小河内神社前バス停のほうが登山口に近いのだが、そこまで行こうと思うと、もう1本早いバスに乗らなければならないため、今回はこっちで下車。 なお、峰谷橋のバス停にはトイレもあるので、準備にもこっちのほうが便利
橋を渡って、トンネルをくぐれば、浮橋が見えてきた。今回、この浮橋を渡れるのも魅力として、ルートをチョイスした
奥多摩湖には、浮橋が2つ架けられている。通称ドラム缶橋と呼ばれるこの橋は、昔はドラム缶を利用していたらしいが、現在はドラム缶状の樹脂と金属の素材が用いられているそうな。
朝の冷え込みの影響で浮橋には霜が降りていたため、慎重に渡る浮橋を渡り終え、舗装路を数分歩くと登山口に到着
そこそこ急な斜面を登り始める
尾根に出ると、すでに木々が落葉しているため、明るい
9:30 イヨ山に到着
この時期になると、木々の隙間の視界が開け、遠くまで見通せる
途中、ヌカザス尾根特有の急こう配な斜面が時折あらわれる。(写真で斜度が伝わるだろうか・・・)
10:10 ヌカザス山到着 山頂までは残り標高350mほど すでに2/3の標高は稼いだことになる
天気も良く、明るい尾根道を山頂目指してひた登る
途中・立派な霜柱が幾度も見られた
10:45 鶴峠分岐に到着 車道の鶴峠は通称”攣る”峠らしくそこそこ手ごわい峠の模様。また、自転車でも訪れなければ
11:01 三頭山(西峰)山頂到着 人の姿もまばらだった
北方向の眺望 石尾根が見えている
富士山方向の眺望 山頂は残念ながら雲隠れ
ここで、昼食に
山頂での昼食は定番のカップラーメンとおにぎり。一人だと湯沸しも面倒なので、山専用ボトル に熱湯を入れて持参。なお、今回は、ふるさと納税で米子市から頂いた どら焼きも合わせて頂いた。
11:30 昼食を食べている間に富士山が見えてくるかと思ったが、一向に雲が取れなかったため、出発
相変わらず明るい尾根道を進む 特にほかの登山者も少なく、まるで山を独り占めしているよう
途中三頭大滝の分岐に心ひかれたが、今回は見送った
途中、笹尾ねの名の通り、笹が生えている箇所もある
冬の山も、静かで心地よい
時折、木々の隙間から富士山が見えている
木が生い茂っている時期だと、こんな眺望は得られないかもしれない
12:50 数馬峠到着 ここまで、非常に快適な尾根歩き いかんせん似たような写真が続くため割愛した
数馬峠からは、やっと雲の取れた富士山を拝むことができた
しばし山の眺望を楽しみ、ぼーっと休憩
13:05 温泉を目指して下山開始
振り返ると、ペアの登山者がベンチに座り、いいシルエットとなっていたため思わず一枚
しばし下ると、今日歩いてきた三頭山からの尾根道が見えていた。
下り道も独り占め状態
標識もしっかりしているので迷いにくい
と思ってサクサクと下山していたのだが、途中で誤って作業道に入ってしまったよう
予定と異なる林道に出てしまった
13:50 本来下山したかった地点に到着
最後は数馬の湯(入浴 大人820円)で体をいやして本日の山行完了
クラシックラガー が売られていたので思わず購入
14:50発の武蔵五日市行きのバスに乗り(温泉センターから武蔵五日市まで940円)、 JR五日市線経由で帰宅
- 感想
浮橋をわたりたくて、このルートを選択
のぼりはじめは寒かったが、良好な天候のおかげで、昼を回るころからは暖かく、防寒具を脱いだ状態で、気持ちよく歩くことができた。
雪に備えて軽アイゼンを携行したが、全く必要がなかった。
三頭山からの尾根道は、今の時期なら木々の間から富士山をちょくちょく見ながら下れるため、飽きることなく下山できると感じた。なによりもこの時期の静かな山道を歩くのは、さみしい反面、自然を独り占めしている気分に浸れ、楽しい時間だった。
最後の道迷いは痛恨のミス
作業路に入り込まないように注意しながら下山すべきだった。
さて、来年はどの山を登ろうか(もう今年だけど)
2015/12/20 【サイクリング】 道志みち 山中湖サイクリング -自走で富士山を見にいく-
- はじめに
先週末は、土日とも快晴。自転車に乗ってどこか遠くに行きたいと思っていた。ふと、先日多摩センター方面へ自転車で出かけたときに見かけた富士山が気になっていた。そこで、今回は道志みちを通り、山中湖へ行って富士山を近くで拝む行程を思いついた。
土曜日は、朝起きてあまりの寒さにオフトン峠を越えられず断念したが、日曜日は体に鞭打って、出かけることにした。 - 今日のルート
今日のルートは国立の自宅から、橋本までは日野バイパスおよび都道を通り、国道413号線合流し、通称「道志みち」と呼ばれるルートを走り、山中湖まで至る。
道志みちまでのルートは郊外の市街地のため少々信号などが多く、迷いやすいが、道志みち以降は一本道で迷う心配がない。
山中湖からは北岸の自転車道を通り、国道138・137号線を経て甲府盆地へ。最後は県道34号線を走りぶどうの丘に向かい、温泉に入った後勝沼ぶどう郷駅から輪行して帰るという120キロ余りのルート。
- 時系列
07:20自宅を出発
07:26 橋の上から富士山がきれいに見えていた。今日はどんどん富士山に近づいていくことになる
08:35津久井湖に到着
10:08 久保吊り橋到着 相変わらずの快晴
吊り橋は渡らずトイレのみ使用して再出発
途中、事故の影響で片側通行になっていた
道志みちは基本的にやや広い谷に沿って徐々に標高を上げていく。時折富士山が谷合から顔を出していた。
10:56 道の駅 どうし 到着 ここまでで自宅から約60キロ ひと休憩をとることに
たまたまイベントをやっており、餅をいただいた(下写真左)。さらに11時から投げ餅イベント開始とのこと!昨日来ていたらありつけなかったので、怪我の功名とはこのことかと
投げ餅イベントには多くの人が参加しており(上写真右)自分も計6個ほど切り餅を獲得できた
豚汁(200円)をいただき体をあっためた
再び走り出す 富士山も時折覗いている。だらだらと標高を上げてきたが、いよいよ標高1100mの山伏峠に向けて少しずつ斜度が高まっていく
12:18 出発から約5時間かけて、山伏峠に到着。トンネルを抜けるといよいよ山中湖だ!
富士山がかなり大きく見えるようになってきた。ちなみに下りは100mほどしかないのであっという間に終わる
山中湖畔にはサイクリングロードがある。北岸からだと山中湖を挟んで富士山が望める
若干雲が出てきたが、これはこれでいいアクセント
13:00 道の駅 富士吉田 到着
富士吉田の名物 吉田うどんを食す。(写真は混ぜご飯とにくわかめうどんのセット(650円) なかなかコシのあるうどんで自分好みだった。当初の目的地の河口湖駅までは目と鼻の先までとなったが、まだ午後1時30分。このまま輪行してもいいが、どうせなら御坂トンネルを通って、甲府盆地へのダウンヒルを堪能したくなり、急きょ予定変更。ゴールは勝沼ぶどう郷に。
途中富士急を横目に走る
14:25 御坂峠が冬季閉鎖のため、新御坂トンネルを通ることに(標高1000m)交通量が多いうえに、トンネルが長いため、冬季閉鎖中でなければ旧峠を通ったほうがいいと感じた。
ダウンヒル途中、甲府盆地と背後に奥秩父の山々が見えてきた。富士五湖周辺は少し雲が出ていたが、こちらはまだ快晴の模様
夏に登った金峰山や大弛峠方面の山々が見え、爽快なダウンヒルだった
国道から別れ、勝沼方面の県道を走る。途中、南アルプス方面がよく見えていた。
15:20 勝沼ぶどう郷駅近くの ぶどうの丘に到着
5月に使った天空の湯で汗を流してから輪行して帰ることにした
露天風呂からは甲府盆地が見渡せ、さらには南アルプス方面もよく見える。個人的にはかなりおすすめ。(写真は休憩室から)
16:20 勝沼ぶどう郷駅到着
16時36発の普通列車で輪行して帰宅
ちなみに先ほど温泉に入ったぶどうの丘は、反対方向に見えている。丘の上なので、どの方向から来ても、30~50mほど上る必要があるので、要注意
・おまけ
国立駅前にて、大学通り方向にイルミネーションが行われていた。普段こっちに来ないため、このようなイルミネーションが行われているとは知らなかった。
- 感想
久しぶりに100キロ以上自転車で走り、疲労も多く感じたが、快晴の中、山中湖から富士山を拝め、達成感がたまらないコースだった。
道志みちはそこまで交通量が多くなかったが、この日は暴走族が多く走っており、うるさかったのが残念だった。
今回は冬の景色だったが、また緑の多い季節に走りたいコースだった。
以上
2015/12/12 【サイクリング】 多摩湖・狭山湖周辺 -舗装路あり・ダートあり 半日で楽しめるお手軽コース-
- はじめに
金曜日は横浜で飲み会があったため、帰宅したのは今日の午前10時過ぎ、その後役所で手続きなどをして昼食をとったりして、気づけば午後1時を回っていた。
天候はすこぶる良いものの、半日しか残っていないので、サイクリングは明日にして、残り半日は本でも読んで家で待ったりしようと思っていた。しかし、ふと天気予報を見ると、翌日は曇り時々雨の予報......
自転車に乗るなら今日しかないと思い急きょ予定を変更し、近場のコースに出かけることに。行先は多摩湖・狭山湖周辺地域、都会にぽつんと自然が残る地域だ。
- 今日のコース
- 時系列
13:40 自宅周辺出発 立川通りを北上
14:20 多摩湖サイクリングロードに合流
多摩湖までもう少し下界の紅葉も終盤
14:25多摩湖畔到着 自宅から40分強で到着できるとは・・・・意外と近い
堤体から湖のパノラマ
裏手には住宅地が迫る(画面中央は西武多摩湖線)
さらに自転車道を進むと西武ドーム前を通る(デーゲームが行われていた模様)
14:45 狭山湖方面への分岐到着 右へ
すぐに狭山湖到着 堤体は散歩道
湖上には多くの水鳥がいた
堤体からは以前上った奥多摩の山々(cf.奥多摩_川苔山・本仁田山 [山行記録] - ヤマレコ)が望めたが期待の富士山はかすんで見えなかった
狭山湖から、サイクリングロードを離れ、未舗装路に突入
晩秋の雑木林
15:20 おおむね未舗装路のアップダウンを繰り返したのち、六道山公園に到着
どうやら富士山が見える展望台の様だが・・・上ってみた
展望台からの景色 標高200mほどとのことだが、広範囲を見渡すことができる
写真左から、都心のビル群、立川、高尾・相模原方面が見渡せた(富士山はやはり見えず)
15:35 再出発
しばらく走り、多摩湖サイクリングロードに再合流 多摩湖に向かう
16:00 再び、多摩湖のダムに到着、無事一周終了
16:50 自宅周辺到着
- 感想
3時間ほどのサイクリングにちょうど良いコースだった。未舗装路の区間が合計8キロほどあったため、ロードタイヤではパンクするかも。近場で思いのほか未舗装路が楽しめ、個人的には満足だった。
都会に取り残された(正確には取り残した)自然を満喫することのできるおすすめコースだと思う。狭山丘陵周辺の雑木林は、トトロの森としても知られており、地元の人々の努力によって自然が残されたらしい。そちらの歴史にも興味がわいてきたが、それはまたの機会にしよう。
これからの季節、山方面では雪や路面凍結の恐れも出てくるので、狭山湖・多摩湖周辺にはたびたび足を運ぶことになるかもしれない。
未舗装林道がさまざまに伸びているので、じっくりと探索を行いにまた来よう。
以上
2015/12/06 【サイクリング】 奥多摩・鋸山林道(大ダワ) -久しぶりの全自走-
- はじめに
昨年までは京都で自転車三昧の生活だったが、上京してからは住宅街の道の狭さ、車の多さからもっぱら登山ばかりに行っていた。自転車とはしばらく距離を置いていたものの、ひょんなことから、世田谷から多摩地区のとある市に引っ越すことになり、はや3か月、ようやく土地勘がつかめてきた。
山が近くなり自転車に乗る機会が増えると思ってたものの、一度距離を置いてしまった自転車になかなか乗り気になれず、依然登山に通っていた。(もちろん山が近くなったので、登山にも通いやすくなったため!)
気づけば紅葉も深まり、冬の気配が感じられるように・・・・
いい加減自転車に乗ろうと、腰を上げ、今日は自走で奥多摩・大ダワに行ってた。
- 今日のコース
今日は自宅から多摩川沿いの奥多摩街道を走り、拝島付近で武蔵五日市方面へ都道7号をすすむ。檜原村役場前の交差点を右折し、鋸山林道方面へ。
標高1000m弱の大ダワを超えたのちは、青梅街道へダウンし、合流後青梅市へ向け緩やかなくだり道。再び奥多摩街道に合流し自宅へ戻ってくる90キロほどのコース。
100キロ弱で体の衰え具合などを試すにもちょうどいいくらいの距離感。
問題は大ダワへの登り。空白期間を開けての上り坂は果たして問題なくいけるのだろうか・・・・
- 時系列
9:40 自宅出発 本当は8時ごろには出発するつもりが朝寝坊でこんな時間に笑10:50 武蔵市五日市駅前に到着 およそ1時間余りの市街地走行で山のふもとに来れることにびっくり!
11:42 神戸岩手前 チャートを沢が削ってできた地形だそうで、差別浸食の影響がしっかり感じられる
11:46 鋸山林道入り口到着 これよりがっつり994m の大ダワに向けての上り
12:48 へろへろになりながらも大ダワ 到着 昼食のおにぎりを食べた後はすぐさま下る
13:13 国道分岐到着 これよりひたすら青梅街道を下り、自宅に向けて走る。
15:40 途中ハンガーノック気味になり、コンビニに立ち寄ったりしながらも自宅周辺到着 - 感想
まともに自転車に乗ったのは8月中旬に山梨の大弛峠に行ったっきり。4か月弱のブランクのおかげで、今日の上りは脚が無くなり、途中何度も休憩するハメに。やはり登山と自転車では使う筋肉が違うことを実感。
大ダワは4月に行った奥多摩周遊道路(風張峠)よりも斜度もきつく、路面も悪いが、通行量もほとんどなく、ゆっくりと走れるので個人的にはこっちのほうが気に入った。風張峠ではオートバイがかなりのスピード隣を何台も過ぎていったので落ち着けなかったので。
改めて自走で山に行けることを実感したので、これからはちょくちょく自転車にも乗って出かけることにしたい。
以上