2016/03/21 【サイクリング】 新潟島一周 -DAHON Qix の試走をかねて-
- はじめに
3月中旬に仕事の関係で、新潟へと引っ越した。その関係でドタバタしているうちにブログの更新がすっかりおざなりに・・・・
あっという間に一か月経ってしまい、すでにひと月ほど前の内容となってしまったが、新潟島を自転車で一周したときの内容を記録として残す。
まだ、引っ越しの片づけが終わってはいなかったものの、3月の3連休最終日は、幸い午後から晴天になったので、気軽に出かけられる新潟島サイクリングへと出かけた。 - 今回のルート
(Google Mapより)
その信濃川の洪水対策として、1974年に関屋分水が作られ、かつて信濃川左岸域だったところが切り取られて「島」のように取り残されてしまった。
この地域を通称”新潟島”と呼ぶらしい。
(上の地図で、ナイフの先のような形に切り取られた地域)新潟市中央区の半分を占め、かつて信濃川河口左岸に形成された新潟の街の中心であり、今でも町の中心街の一つである「古町」が位置している。
この、新潟島を一周する形で「新潟島自転車道」が整備されている。
一周15kmほどで、サイクリングだけでなく、ランニングやウォーキングなどをする、新潟市民でにぎわっているようだ。
今回は、車社会新潟へと引っ越したことを契機に購入した、折り畳み自転車DAHON(ダホン) QIX (クイックス)の試走も兼ね、新潟島をサイクリングした。(自転車自体のレビューは後日投稿する予定)
- 時系列
13:55 自宅から5分ほど走って、新潟のランドマーク、萬代橋の袂に到着
目の前に流れる信濃川を渡ると、新潟島だ。
橋を渡って、新潟島一周スタート
写真のように、万代島からの距離が、1キロおきに表示されているので、目安に使える。
14:03 ほどなくして、みなとぴあ 到着
この辺りは、かつての銀行など、レトロな建物がちらほらと。
現在は新潟市歴史博物館となっている。こっちは旧第四銀行住吉町支店
の喚起立坑に展望台などを併設した施設であり、対岸の山の下みなとタワーと対峙している。せっかくなので中に入ってみた。
みなとぴあまでは、きっかり信濃川沿いに自転車道が整備されている。
こちらは反対方向をぱしゃり。
製紙工場の煙突の奥には、新潟らしく、雪山の風景が見えていた。
ここからは、少し曲がって、住宅街へ
このあたり、どこが自転車道のルートかわからず、そのまま住宅街と工場が混じった様地域へと突入
またもや、川沿いに出てしまった。
みなとぴあ周辺は人でにぎわっていたが、こちらはほかに人はなし。
落ち着いて川の河口の眺めを見るにはこっちのほうがいいかも。
14:15 入船みなとタワー到着
入船みなとタワーは、信濃川の河口をつなぐ海底トンネル、新潟みなとトンネル
中はがらんどうと・・・・それもそのはずで、このタワー周辺には、住宅地などもなく、アクセスがすこぶる悪い。ただ、無料で展望室まで登れるので、せっかくなので上ることに開放感満点のエレベーターホール
展望室に置いてある案内板。確かに日本海に面しているため、夕暮れ時の景色はよさそうではある。
意外と、中は人が多く、ベンチは埋まっていたため、隙間から展望室の眺めをパシャリ。
こちらは信濃川の河口方面で、奥にうっすら雪をかぶった佐渡が見えている。
こちらは反対側、奥には越後の雪をかぶった山が薄らと(もしかすると飯豊山かもしれない)新潟市内方向の眺め。奥には弥彦山や角田山が見えている
ところ変わって、みなとトンネル内へと移動。この海底トンネルは、自転車と歩行者の道は、車道と完全に分離されている・。
東区方面の出口は階段
一方、新潟島方面へ向かう(南側)の歩道はスロープ式の入り口だった。
中はジョギングを楽しむ人の姿がよく見られた。確かに全天候型ジョギングコースとして、使い勝手はいいかもしれない。14:40 少しの寄り道を経て、再び新潟島へ戻ってきた。
そのまま海岸線の道を走ってみたのだが・・・
あまりの砂の多さに、小径車だと太刀打ちができない。本当に自転車道なのか?と悪態をつきたくもなったが、そもそも、自分自身がサイクリングコースから離れているのではないかと、この時点で疑いだした。
結局、どうやらみなとトンネル周辺でサイクリングコースとは完全に離れてしまっていた模様。階段を担いでサイクリングコースへと帰還する。
無事コースへと戻ってきた。明らかに走りやすく整備されている。
サイクリングコースは少し高台を走っており、先ほどの砂まみれの道よりも海の眺めが良い
車道と合流
海沿いの快走路が続くと思いきや、、、
関屋浜近くでは、林の間を抜ける道となる
このあたりでちょうど半分くらい15:10 ほどなくして、信濃川の分水に到着
ここからは再び川沿いの道へと戻る
相変わらず天気は良く、すいすいと自転車で川沿いを進む
15:15 信濃川の分岐点に到着
これより信濃川の本流沿いを進む
信濃川水門のわきを通る
出発地点の萬代橋まで残り3キロとなった
新潟の市街地が向こう側に見えている
朱鷺メッセの高層ビルや萬代橋に近づき、新潟島の一周ももう少し。
このあたりの堤防はなだらかになっており、やすらぎ堤として新潟市民の憩いの場となっている様子。春は桜の並木がきれいだそう。15:35 そうこうしているうちに 新潟島一周完了
一時間半ほどの気軽なサイクリングが終了した - 感想
・Qixについて
普段乗っていたツーリング車に比べ、アップライトな姿勢となる為、空気抵抗の影響は多少感じられるが、今回のような、ポタリングではあまり問題にならないと思った。
チェーンガードや、泥除けなどが装備されているおかげで、普段着でも気兼ねなく、走ることができるのが大きな違い。どうしても、街中を自転車で走っていると、ふと立ち止まりたくなることがあるが、スタンドがないとなかなか停車場所を探すのに苦労していた。そういった負担が、スタンド装備のおかげでなくなり、ついつい立ち止まって写真をとってしまったかな笑
長距離を走るのではなく、景色や町並みなどをぶらぶらしながら走るのが適していると思った。もちろん、普段の街乗りにもピッタリな自転車だと思う。
なお、個人的な話だが、これからは街乗りではもっぱらQixを使うことになると思う。
・コースについて
新潟島を一周するコースは、景観がよく、手軽にサイクリングをするにはもってこいのコースかもしれない。街・川・海がコンパクトにまとまった、新潟市街を存分に感じることができるコースだった。
スポーツサイクルで駆け抜けるようなサイクリングには不適だが、今回のように、シティサイクル寄りの自転車でのんびりと散歩するサイクリングにはオススメできるコースだった。
これからも、時折新潟島を一周して、季節の移ろいを感じにこよう。
以上